「マンディンカ」とは、セネガル、ギニアなど西アフリカ六カ国にまたがる民族の名だ。
結婚式、収穫祭など様々な儀式に太鼓のリズムとダンスが根付いている。
本書はそんな大地を、明るめのモノクロ画面で記録した写真集。
広告写真の仕事の傍ら、自らアフリカ音楽を楽しむ著者が、サバンナや漁村で彼らと寝食をともにしながら撮影した。
太陽の下で太鼓をたたく男たちの姿が、力強く躍動感あふれ、農作業の女たちの臼(うす)をたたく脱穀作業までがリズミカルに見える。
水をくむ子どもたち、人々のポートレート、漁港の空の表情など様々な写真が、アフリカの今を伝える。(記事より)