内幅 | 712mm |
長さ | 2760mm |
外出時のためにスロープを付け、家の中から外まで車イスを乗り換えずに済むようにしました。
スロープ先端部分にはレンガを置いて、側板や床板が直接土に触れないようにし、安全の為にスロープはデッキの縁から直接傾斜を付けず30cm程水平な部分を作り、手摺も付けました。
車イスを押して上げるのに、どの位の傾斜にすれば良いのか分からなかったので、設計図はありませんが、スロープの幅を床板何本分にするかはデッキの設計図を作った時点で決めておきました。
スロープの構成部品は、柱、手摺、側板、梁、床板で基本的な構造はデッキと同じです。
違う点は、梁と側板の固定に全ネジを使っている点です。
全ネジをねじ込むには、 参考図 の様に2個のナット(A,B)を互いに締め付けておき、Aのナットを回して木材にねじ込みます。
木材にはあらかじめ全ネジの径に合わせて必要な深さの穴をあけておきます。 スロープ構造図
スロープには床板と直角に何本か梁を入れて支えていますが、水平部分と傾斜部分の境目に入れた梁は傾斜に合わせてカンナで角を削り落としてあり、床板は隙間があかないように水平な床板を斜めにカットし、わずかな段差は水平な床板の角を落して調整しています。 参考図
柱とスロープ側板の結合部分はボルトを上下に2本づつ使い、側板には脱輪防止の役目もあるので車椅子の車輪が当たらないように上下2本のボルトの上側は頭を埋めてあります。
庭を歩くときに足を引っ掛けないように、柱の外側も同じ様にボルトの頭を埋めてあります。
いずれもコーススレッド等ネジ類を使用すれば、必要のない加工です。
斜めのものは加工も作業も意外と手間がかかります。
サイトメニューの全画像内にも写真がありますので、ご覧頂ければデッキとスロープの構造は解ると思います。